カテゴリー別アーカイブ: 映画

ポッピンQ

東映アニメーションが手掛けるオリジナル作品。
2Dのキャラを破たんなく魅せるあのプリキュアのEDを手掛けた制作会社ということで、ビジュアルも結構よかったので見に行ってきました。
卒業前に迎える悩みをダンスや冒険で解決していく活劇。対象は、どちらかというと中高生向き。大人が見るにはちょっと物足りなかった。
ただ、サンリオ監修のキャラ造形や同位体との関係、年頃が抱える不安や「よくわからないもの」に対してどうすればいいのか、その見せ方はよくできていたと思う。

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この作品に対する評価は、10点中7点

劇場版 艦隊これくしょん

劇場版 艦これテレビシリーズ終了後から予告があった本作の劇場版が公開されたので見てきた。
総集編でもなく、シリーズの続編としてその出来に心配されたこともあったが、ふたを開けてみればしごく普通の出来。初見にはつらい部分があるかもしれないが、テレビシリーズのようなゆるーいシーンは無く、バミューダ海域をネタにした艦娘と深海棲艦とのバトルがメイン。
ゲームや物語は知らずとも、日本帝国艦船+女の子という組み合わせのバトルものとして十分見れる出来。テレビシリーズの伏線がベースだったり回収される部分もあるので、事前に知っているとさらに楽しめる。如月ショックにがっかりした人、見に行くべきである。(ありがちな展開っちゃ展開ですがね。。。)

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この作品に対する評価は、10点中7点

この世界の片隅で

この世界の片隅に千歳に続いて二度目ですが見てきまして。
パンフは売り切れ。12月初めごろには入荷するそうで。

戦時下をネタにした映画はジブリの「火垂るの墓」や「はだしのゲン」など、悲劇的な演出や結末が描かれている作品は多いが、この作品も実は戦中の出来事の中で、主人公のすずさんという「普通の人」がどう生きたのかを淡々と、描かれている。
物資が配給制になって食べたいものが食べられなくなった時には、野草を代用食として試してみたり、好奇心を持ってそれなりに楽しんだり、悩んだり、考えたり、時々アチャーとなったり、そんな割と明るい日常が一変するポイントは、軍港のある呉での空襲が激しくなるころ、一つの悲劇が起こってしまってから。
どんなに困難な状況になっても、悲劇に見舞われても、明日は続く。
大事なものを全て失ってしまったすずさんが終戦で嘆く様は、心を打つものがある。

ただその後も、生き残った妹と明るく接していたり、世界の片隅で自分を見つけてくれた夫の周作に感謝したり、戦災孤児の少女を養う決断をしたり、芯は強い。たぶん、今もどこかで生きていそう。
昨今、殺伐とした事が多い日本にあって、ひと時、ほっこりさせてくれるいい映画だと思う。

長いEDクレジットで展開されるのは、戦災孤児の少女のその後、そしてサブエピソードであるリンさんの生い立ちが描かれているので、終わるまで席を立つのは厳禁である。

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この作品に対する評価は、10点中9点

planetarian – 星の人

Planetarian原典は2004年にKeyから発売されたデジタルノベル
そのゲーム内容にあたる「ちいさなほしのゆめ」が全5話のアニメとして配信。その完結編になる「星の人」を見てきた。

完結編とはいえ、新規作画を含めた「ちいさなほしのゆめ」の殆どが入っており、配信版を見ていなくてもすんなり入れる仕様。「ちいさなほしのゆめ」からおよそ50年が過ぎ、氷河期を迎えていた地上で主人公が行倒れになるところから物語は始まる。

配役はたった数人と、最近のアニメにしては非常に少ない。寒々しい沈みがちな物語の中、時々ゆめみが語るセリフだけが、ずいぶん重く響いてきて、どうしてもゆめみを「一人の人間」としてしか見れなくなってしまって、その最後はとてもつらかった。Keyは相変わらず泣かすのがうまい。

プラネタリウムといえば、その昔、小樽の緑町にあったころの小樽市青少年科学技術館に小型の投影機があって、幾度か見たことがあった。札幌市内では、札幌青少年科学館が最近、4k対応の国産の投影機を導入したほか、藻岩山頂上、手稲サッポロスターライトドームなどで見ることができるようだ。

「星の人」本編でも、食糧事情からなかなか寒々しい展開があるが、出会う3人の子供の明るさがとても印象的だった。しんみりする作品だった。やっぱり、Keyは相変わらず泣かすのがうまい。

本編中、イエナさんが高速回転して1000年後の空を見せるシーンの秘密がこれ。アナログ・・・というよりは機械式ならではの演出だった。
他、9/19には、全国10FM局(道内ではair-g’)で「三菱電機 presents 星に願いを~The Celestial Railroad~」という星や宇宙の話題を取り上げた番組がある模様。チェックしておこう。

秋の夜は、たまには、星を見上げたり、プラネタリウムを見に行くのも良いかもしれませんな。

君の名は。

君の名は。新海監督作品としては7作目。東宝配給だったり、 RADWIMPSが主題歌を提供していたりと、過去最大の展開の広さ。今回は残念ながら試写会などもいけず、ポスターにサインを頂ける機会がないかもしれない?感じですが、とりあえず本作みてきた。

いわゆる「入れ替わり」ものではあるのだが、後半意外な展開を見せ始める。
後だしじゃんけん的に真相が明かされ、その運命に抗うことに。
空と光の綺麗さは相変わらず。
新海作品としては初めて?主人公たちが能動的な行動をしたり、何よりもハッピーエンドを迎えている。
個人的には「ほしのこえ」以来、もやもや間の残るエンドよりは、すっきりする良い終わり方だったと。

演出上、わっかりずらいなーという部分は多かった(名前がわからなくなる部分とか、2人が出会える重要シーンとか)けども、入れ替わり時の書き分けもしっかりおこなわれていて、同じ長編でも「星を追う子供」よりはずっと面白かった。

2回目(12/1)

上映から3か月が過ぎようとしているが、札幌でも未だに席がほぼ埋まるほどの人気。
改めて新海映画としての異常事態の大きさを感じてしまう状況。。。

さて、ジックリとみてみると、冒頭の2人は実はEDに出てくる成人した2人だったことに気づいた。
空や建物などのリアルすぎる+アニメでは珍しいタイムラプスやフォーカス切り替えなど、昔からですがかなりカメラを意識した描写と、何よりも入れ替わっているときの「恥じらいの動き」がコミカルでやっぱり良い。
あと、音楽PVのように1シーンが非常に短く、2度目であっても結果的に飽きさせない展開の連続。それでいて「結び」というキーワードで物語としてもしっかり締めている、いろいろな意味で結実した映画だなぁと感じた。これは当面、円盤にはならなさそうだ。。。

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