カテゴリー別アーカイブ: まんが

のぞむのぞみ(全2巻)

のぞむのぞみ

とある賭けに負けてしまったが為に野球部全員でチアガールに女装して応援することになった。部員の一人である主人公の田尾望(のぞむ)は、あまりにも似合いすぎる装いに思わず嬉しく思ってしまう。「僕・・・女の子だったらよかったのに・・・」と願ってしまったその後、トイレで気がついてしまう。アレがなくなっていることに・・・・。
という性転換系ファンタジー漫画で珍しくフルカラー。先生の優しいタッチやキャラデザインをそのままに、優しい漫画に仕上がっています。妹の香苗(かなえ)は兄の素性がバレてからはかなりの策士となるものの、「男だったら良かったのに」と思ったあまり、男性化進行してしまったり、マネージャや友人たちはのぞむの変化に中々好意的に捉えられている状態。なんとうらやましい。(ぇ
2巻では生理が始まってしまったのぞむは、結局「女の子」として生きていくことを決意してしまった。

この先どうなるのだろうか。w

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この作品に対する評価は、10点中8点

リバーシブル!(全3巻)

リバーシブル!

学校でのトラブルが絶えなかった主人公の海棠愁が転校して来た山の中の全寮制男子高校。そこには何故か「女生徒」の姿が・・・。生徒の半分が週代わりで女装をするという異質なカリキュラムを持つその学校で巻き起こる女装コメディ漫画。
・・・なのだけど、その内容はやや硬派。主人公の海棠愁、クラス委員長の夏目葵、ルームメイトの松雪冬麻、コーディネイト部員の八重崎ツバキの4人にはそれぞれ抱えている問題があり、女装だけではなく恋愛対象の問題まで結構深く取り上げられていて、そしてなんとなく明るい兆しを見せてくれるので、とても読み応えがある。
慣れていくにつれて感じてくる「甘い毒」という表現や、愛することの定義を「幸せになることを願う事」としてみたり、台詞の節々にセンスを感じる。(かなり危ない作者ではあるのだけど。)
休刊してしまった男の娘雑誌「わぁい」の創刊以来看板漫画としてもいい感じで読めた。

男の娘漫画って、どうしても性的な部分に走ったり、感覚の違いから来るギャップを使ったコメディが多くて食傷気味ではあるのだが、何故かどうしてお勧めしたい作品である。

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この作品に対する評価は、10点中10点

Kindle版もあるので是非に。

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境界のないセカイ(2)

境界のないセカイ(2)出てから結構たってしまいましたが買ってきました。
医療技術の進歩で、自由に生産拓ができるようになった近未来の恋物語第2巻。

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啓ちゃんは実は主人公の兄貴が好きだったっとのことでひと悶着があり、春休みが終わっても何故か近所に住むことになったというオチで第1幕が終わり、隣に住む幼馴染の聡美ちゃんが夢と恋に悩む第2幕が始まる。
ラブコメメインで、性表現については限りなくカットされているので、未成年が読んでも安心。
本編中に、役割を交代して子供の面倒を見ているお母さん(元お父さん)なんか出てきているので、性選択を誤ったとしても色々とやり直しが利く世の中になっているようだ。けども、体の変化だけはたぶん思っている以上に(精神的に)大きなものだと思うので、そんな要素は・・・たぶん入らないのかな。

好きな男の為に同姓となる考えで性選択をする、という考えはかなり危険だとは思うんだけど、どういう決着が付くのか、引き続き楽しみではある。

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この作品に対する評価は、10点中8点

境界のないセカイ(1)

境界のないセカイ

突然の打ち切りで話題となっていた漫画を買ってきた。
内容はTSものにはよくあるライトなラブコメディであり、少々ギャグ展開大目なものの、自分も特に問題は感じなかった。確かに、渋谷や戦友ががんばってる世田谷でのパートナーシップ制度の事もあって、講談社やDeNAあたりがシビアに考えすぎていた可能性はあるものの、メディアでは未だに、性別(性自認)と恋愛対象を一食単にされていることが現実なんだろうなぁと思う。ただ、拾って連載再開に漕ぎ着けたKADOKAWAの対応の早さにはGJを言わざるを得ないところ。

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主人公は高校2年生のゲームが好きな少年「勇次」。大学生の兄「洋介」と従兄弟の「啓太郎」は幼い頃から仲がよかったがしばらくぶりに遊びに来た「啓太郎」は性選択制度によって女性になっていた・・・というところから始まるラブコメディですが、俯瞰的な意味で新しいなぁと思ったのは、この性選択制度という公的制度とそれに関わるVR体験システムが存在する事。第5話のVRで異性との恋愛と妊娠出産体験をすることで、適合者か否かを判別することができ、クローン技術やナノマシン技術によって性器も再現でき、保険も適用できてしまうという恐るべきセカイ。少なくとも、この体験システムは是非とも現実化して性教育に導入してほしい。・・・かも。

作者がエロ同人家ということもあってかパンツ描写はリアルでえっちい。ギャグ描写では等身が下がる旧来の描写方法でなんとなく懐かしい。まさか同年代か。
そして、第9話の進行は、GID治療に突き進む諸兄の心情をよく表していて、ラストの「勇次」一言に勇気つけられるかもしれない。

うちにはそんな勇気はなかったよ。

この後は少年エースで10話から読めるとの事。
今後の展開を楽しみにしている。

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この作品に対する評価は、10点中8点