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アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~

アルノサージュ

アトリエシリーズで有名だったガスト(現・株式会社コーエーテクモゲームス ガスト長野開発部)のもうひとつの看板作品だった「アルトネリコ」シリーズ。「詩」を基調とした独特な世界観をもつ作品として、バンプレスト(現・バンダイナムコゲームズ)と共同開発で生まれたものでしたが、2010年1月に発売された「3」で一端の完結を迎え、その後の動向が気になっていたところに、新しく「サージュ・コンチェルト」シリーズを立ち上げ、誕生したのが「シェルノサージュ〜失われた星へ捧ぐ詩〜」。そしてこの作品。

「シェルノサージュ」はリアルタイムでコミュニケーションを取って遊ぶ、いつぞやの「さぽている」の進化版で、オンライン関係の不具合が多く遊ぶ気になれなかったものの、こちらはアルトネリコ譲りのRPG。ビジュアルは変更され、ザッピングで2組の主人公を切り替えて進行するシナリオなど、いろいろと期待したところだった。
しかし、なんというか・・・結局のところ期待しすぎたのかもしれない。

舞台は「箱舟」ともいえる大型宇宙船「ソレイル」。過去の過ちで失ってしまった星から逃げ延び、ソレイルの中でコールドスリープ、もしくはシステムを管理しながら生活しながら漂流を続けていた。その宇宙船では人々が限りある資源ぎりぎりのところで営んでいたり、2つの種族、そして2つの組織が争っている中で如何に平定させ、惑星を創生させるくだりは、まんま「アルトネリコ」である。そして、終盤ではアルトネリコ1の舞台である「ソル・シエール」と繋がる(直接の接点は無いが時代としてはかなり前)。
そして物議を呼んでいるのが、「インターディメンド」と呼ばれる「プレイヤー」自身が7次元先の物語に関与している設定である。プレイヤー自身が外的な立場からゲームの物語に関与する作品として古くは「AZEL~パンツァードラグ-ンRPG」や「MOON」等があるものの、成功したといわれる作品は今のところ無い。リアルとゲームの世界はやはり別で、興ざめにしないように、それだけの繊細な演出や理由付けが必要なところを、カットしたり説明せずに終わらせてしまっているところが、残念ながら「アルノサージュ」にもある。
大きいところでは、フラスコに入れられてしまう2年間の間のこと。とか。

設定的には「シェルノサージュ」でばら撒いた伏線を「アルノサージュ」で解決・伏線を拾っていく進行のために、「シェルノサージュ」の世界をある程度知っておく必要があるのだが・・・そのあたりのサポートは特になし。本編をどうぞというスタンスのようだ。
とはいえ、進行上は何も問題はなかった。ザッピングのタイミングも進行もいつでもヒントが見れるようになっている。マップも限りなく一方通行なので迷うこともできない。そして雑魚敵のエンカウントも画面左上の数字を0に全滅してしまえば、一定区画内では出現もないし、レベルも1~2は必ず上がってしまう。脇道も大体閉鎖されている(最終盤で開放はされる)ので寄り道もできない。なんという「ゆとりシステム」だろうか。
思えば、「アルトネリコ3」あたりから迷路のような探索要素を削っていく傾向が見られたけども、「アルノサージュ」はさらに削られている印象で、RPGというよりは「戦闘のあるADV」に近い。

その戦闘も、なかなか(アイデア的な意味で)面白いというか、定番の「詩魔法」を某スパロボのマップ兵器にしてしまった。システム的には「アルトネルコ2~3」、ボタンを押して戦闘するところはメーカーは違うが何となく「ヴァルキリープロファイル」に近いものの、防御は目押しゲージもなく、シーンを見切って防御をしなければならない、そして防御数も限られているため、「あえてスルーする」事も念頭におかなければならないのが初見では辛いところ。ヒロインのバリアとHPを0にするとゲームオーバーである。
中盤の八次元人のあたりで苦戦する可能性もあるが、最悪レベル上げさえすれば問題なくなる。
アーシェスやデルタでサクサク雑魚敵を倒してエネルギーを貯め、詩魔法で一気に殲滅する様は確かに爽快感があるのだけども、1戦闘にかかる時間は結構長く、大体15から始まり、ラスダンでは50である。つまり、リーダっぽい強めのPTを含む最大50PTをデルタorアーシェスで迎え撃たなければならないのである。これを面倒か否かによって評価は少し変わるかもしれない。

力の入れ所を間違ってるとしか思えないのが、調合と道中でのパーティ会話の内容。互いを褒め合うのはまだしも世界観に全く合わない(しかもかなりリアル寄り)会話が結構入ってきており、興ざめの要因になっている。調合にしても、あの脱力系曲に合わせて調合するイベントはNHKっぽくて悪くない。ただ、数があまりにも多すぎ、そして入店する度に進行するため間が悪いのだ。エピソードを追っていくようなスタイルなのは全く構わないのだけど、過剰な調合はかなり面倒だし面白くない。

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CEROがDなのは、過剰な演出のコスモスフィア・・・もとい、ジェノメトリクスの内容よりは、「禊ぎ」といわれるお風呂システムのせいかもしれない。決して脚本が大人向けというわけではない。設定や世界観に拘るものの、演出や見せ方に関する技術があまり伴っておらず、作り込みが出来ない情報はテキストを埋める事で済ませようとしてしまい、結果、全体的なボリューム不足に繋がっている可能性はあるように思う。
早々に「PLUS」というVITA版が出ているが、追加衣装やトークマター増量といった本編とはあまり関係が無い部分の改良のため、あまり印象がよくない。
このシリーズの全体的な売り上げは実のところあまり良くないのかもしれない。設定資料本も珍しく出す予定は今のところは無いらしい。
大手に統合され、制作工数が徹底的に管理されている中での弊害の1つなのかもしれない。そんな状況をこれからも危惧せざるをえない。

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ntnyさんのイラスト本が出るらしい。これは買っておこうかな。

4/21をもってサーバの縮小も行われて、このシリーズは一旦終了となるみたいだけども、今後どうするのだろうか。

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この作品に対する評価は、10点中5点

戦場のヴァルキュリア

戦場のヴァルキュリア LimitedBox

発売されたのは、2008年の4月24日
その世界観や水彩タッチのアニメーションに惚れて、なんと本体よりも先に頑張って買ってしまった初回限定版。その店には入荷数が4本ぐらいしかなく、そのなかの1本だった・・・。

フルカラーの設定資料集(32p)のほか、80mmのアリシアフギュア(未開封)、1/87スケールの戦車「エーデルワイス」(未開封)が入っています。

いまさらプレイ中なんですが、第1作だからというのもあって、世界観や設定の力の入れようは半端ない作品でした。重厚で緻密でそれでいて少しだけレトロっぽい設定は大好き。思わず設定資料集も買いました。
シミュレーション系RPGは好きなんだけども、途中で積んでしまうことも多く、難しいところです。

戦場のヴァルキュリア Developer Artworks付属の設定資料集を遥かに凌駕する「本気の」設定資料集がこちら。そのページ400p。
本編に関わる内容とは別に、社内コンペのプレゼンverや初期のプリプロダクションverのイラストや絵コンテやらがおよそ60p。プリプロダクションでかなりの時間をかけて練られた様子で、コスト重視の今では考えられないかもしれませんね。それがセガ社内(当時は分社化してはいましたが・・・)で誕生したのは奇跡、なのかもしれず。

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ゲームとしては、防衛戦から撤退戦、強襲戦、サーチライトを避ける脱出戦や殲滅戦など、ステージもバラエティ。ただ、攻略の為にやり直しが面倒で、何度も攻略失敗を重ねて敵の動きを把握していかないと短いターンで終われないのと、同じ攻略法でも敵が微妙に動きを変えてくるため、臨機応変さも意外に必要だったりするのが、なかなか心憎い。

そうそう、早い段階でテレビアニメ化も実現しましたね。
あちらもほぼ原作通りでありながら、割と人間関係を厚めに描いていた良作かと思います。

続編は製作コストの都合とかでPSPに移行し、2は学園もの、3は遊撃部隊ものに、何故かブラウザゲームにもなりましたが、どちらもあまりパッとしなかったような。

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この作品に対する評価は、10点中8点

テイルズ オブ ゼスティリア

テイルズ オブ ゼスティリアufotable直販予約で購入。色紙がでかい。

エクシリア1・2に続いて、うちでは3作目のテイルズ。でも、もう買わないかも。
中盤までは本当に楽しかったんですがね。どうしてこうなった。

導師としての役割、アリーシャの途中離脱や暗殺者ロゼの存在など、きちんとキャラを掘り下げ、必然である様に描かれていたなら、巷で騒がれている事態にはならなかったと思うのだけども、橋の問題解決以後、淡々と進んでしまって、なんだが物足りない。ドラゴンも思った以上に登場しないどころが、悉く殺して解決・・・?的な展開に持っていきすぎて色々台無しにしちゃっています。あれ、こんなんでええのん?スレイさんよ。

殺伐な展開が、主人公スレイの悩みや成長展開として垣間見れるなら何の問題もなかったと思うのですが、そんなところはサッパリなく。。。ほぼ言いなり?プレイヤー自身が穢されてしまいそうに。

特に目立ったバグはないものの、戦闘時のカメラの動きや、坂道や起伏の激しい場所での戦闘では弓系武器が当たってくれない、キャラチェンジが厳しい、AIがアフォなど、楽しさを削ぐような戦闘や、同じような景色が続くダンジョン、複雑怪奇だけど買い換えたらあまり意味がない武器融合システムや集めるだけ苦痛なシステムなど、どうしてこうなった的な処があまりにも酷い。

アニメイベントはクオリティ高いし、OPも「これから冒険するぜ」的なロックしていて最高。
しかし中身は、エクシリアでほぼ完成したゲームエンジンを手堅く流用して、20周年に間に合わせてみました~的な処が見えて非常に残念。

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この作品に対する評価は、10点中4点

価格の下落が止まらない状態。
但し、OVAの方は評価は高い。いかにも冒険の始まりだと思わせる演出で「真のOP」と思って差し支えない。どうして本編がこうなったんだろうな。

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閃の軌跡II

閃の軌跡II前作はファルコム直販で買いましたが、今回はAmazonで購入。
超大型眼鏡ふき?が付属しています。

前作ラストで騎神ヴァリマールと共に危機を脱出したその1月後・・・というところで、レベルの引継ぎが・・・できず、40に固定されて開始。悲壮感漂う戦闘BGMで軽く腕慣らししていくと、やはりというかボス敵が現れてピンチ!→颯爽と仲間が登場!みたいな王道展開がもう定番化しちゃってるシリーズ恒例イベントがありの、中々楽しませてもらいました。バランス的にはややパワーインフレ気味の味付けで、勝てるときは勝てるけども、対ボス戦では特に油断していると簡単に全滅に追い込まれたりと、割と運が要求されることが多くなりました。

当初勝手に期待していた帝都西部方面に行くことは叶わず、序盤はユミルを拠点に、終盤はカレイジャスを拠点に前作で廻った街々を再度廻る事に。前作では制限があったマップも徒歩や馬やバイクでの移動が可能になり、広さを実感できるようになっています。マップも前作より広く作られている感じがします。敵味方問わず主要キャラの掘り下げも行われ、要所要所できちっと見せ場が用意されている処は軌跡シリーズならではというか、最後のバトルあたりはややマンネリかなとも思いますが。
ただ、登場人物が多い分中盤以降の掘り下げの力尽き加減が見えてきます。リィンとクロウとのドラマメインになるあまり、他は生徒救出イベントや遺跡巡りでオブラートに包んでみた・・・というのが見えてしまって、そこは残念でした。

前作のロードの遅さはそれなりに改善、グラフィックスもそれなりに頑張っていると思うのだけど、評価サイトを見ると中々手厳しいですな。

第2柱さんとか帝都の重要人物など登場し、リィン君はあまり報われない感じもしつつ、一方で結社や大陸の秘密に迫る核心に、今回も全く迫ってくれなかったのが不満ですね。
さて、いつまで軌跡シリーズは続くのか・・・・。

付属のドラマCDは、ジェスター猟兵団残党と古代遺物(アーティファクト)の脅威に晒された過去を持つ辺境の里アルスターで起きたいざこざを解決するお話。依頼によってカレイジャスで向かうところからして、時系列としては第2部付近。前作と同じく、とある人物に纏わる内容からして「どうしてゲーム化しないんだ」的な内容になっていたり。最近のファルコム社は期間を決めて制作している様なので、差しさわりのない部分を省いてしまったのではと思いますね。

全体的に見ても、今作に関しては其れなりに満足しています。

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この作品に対する評価は、10点中8点

エクストルーパーズ

エクストルーパーズ PS3

e-CAPCOMで購入。PSO2風の画面にSFな世界設定、特異なマンガ風デモシーン等でちょっと興味をそそられたので買ってみた。

元気バカ一直線の主人公に、クールな二枚目、おぼっちゃん扱いされる先輩、物静かなヒロインに、覆面教官、よくしゃべる有能ロボと、アニメによく出てくるテンプレの応酬。そしてこのデモ。プリレンダー映像ではなさそうだけども、この演出はいいところ行っている。と思う。楽しそうだなぁと思わせるところはあります。
このマンガチックトーンシェーダーは、名作「大神」の改良型かもしれませんね。

その実は割とFPSに近いゲームシステムで、ダッシュかけて近接攻撃(体当たり・蹴りなど)することもできますが、操作にやや癖があるとの後方視界はなくレーダ頼りなので、知らないうちに背後から簡単に襲われることが割とあります。大型ボスとのバトルもあり、ミッションもクリアだけする分には問題ないしそこそこ楽しいものの、成績を良くしようとすると条件が中々厳しいものになっていき、敵も割と硬いのが多いのでかなりしんどい。

本編OPとは別に、サテライト制作のアニメ版OPもあります。こちらは本編クリア後のEXTRAメニューから見ることができます。

一度エンディングまでストーリーを終わらせると、今度はオンゲー主体のミッションゲーに。ずっと遊べるというのが売りなものの、画面自体はあまり変わり映えがしないので飽きがちに。
いつの間に遊ばなくなってしまいましたね。
一方でセーブも1か所しかないので最初からやろうとするとセーブデータを削除しなければならないのでやや不親切ですね。

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キャラデザインは珍しくカプコン社内スタッフ。絵柄が好きなら設定資料集もあります。
世界観が似ていることもあってPSO2とコラボも期待できたのですが・・・。

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この作品に対する評価は、10点中7点