月別アーカイブ: 2012年10月

宇宙戦艦ヤマト2199 第三章

宇宙戦艦ヤマト2199 第三章

7章立てて2月より始まった「宇宙戦艦ヤマト2199」も半年を超え、第三章「果てしなき航海」が2週間イベント上映ということで、見に行ってきました。場所はシネフロ

オープニング。まさにあのオープニングですね。w
タイミングやカットもほぼも同じでしょう。初っ端から顔がにやけてダメです。w

さて、前作で冥王星会戦に勝利したヤマト。7話では、太陽系から離れる事を期に、これからの航海の無事を祈念して艦内では「赤道祭」が行われ、一方で地球に残した家族との最後の交信のやりとりなど、艦内の人間模様をメインとした回になっていますね。原田さんの酔っ払いメイド姿や、ヒロイン候補になりつつあるお風呂上りの山本さん、艦内ラジオ番組を始める岬さん、家族と揉める南部さん、独自の思惑で動き始める新見さん、本性を見せ始める伊東さんなど、旧作ヤマトとは違って、少しずつ群像劇っぽい感じにシフトしてきている・・・そんな感じがします。

旧作のような切迫感と悲壮感が確かに薄まった感はあるものの、長い果てが無いプロジェクトの中で、たったひとつの信念だけで通すことは、よくよく考えれば無理がありますし、それらを加味して再設計された今回の設定なのでしょうが、個人的には割りと好印象。

8話はシュルツ提督との最後の決戦・・・なんでしょうが、ちょっと可愛そうな幕切れ。ガス状生命体を使ったゲーム展開は大体旧作と同じなんですが、今回のシュルツさんとガンツさん、人が良すぎた。上司にあたるゲールはさらにロクデナシに。シュルツさんの娘ヒルデはデスラーに心酔。これが伏線になるのかどうか・・・。

で、出ました!「総統もソウトウ・・・・(ry」。デスラーさんも人がいいが、周りの武人達も配役が豪華すぎ。ぶるぁああな方初出。いい味してるなぁ・・・。w

9話は、アナライザーと冥王星会戦で回収されたガミラス製アンドロイド「オルタ」とのコイバナ?回。真田さんメイン回でもあります。ラジオ番組の神話になぞらえて展開する内容は、久々に見た気がします。こういう展開は個人的には好きですね。ただ、SFでは珍しいかもしれない。(最近だとテガミバチ以来かな? SFでは松本零二作品に多いけど。)  艦載機の着艦処理が始めて公開になりますが、まるで銃の弾篭めみたい。
ラジオにリクエストした人の正体は・・・意外にロマンチストでもあるみたいですね。

10話は、宇宙のサルガッソーに嵌ってしまったヤマトとガミラス艇の脱出劇。美人パイロットのメルダさん初出。敵にも武人が居るという、結構使い古された展開だけども、見所は山本さんとメルダさんのキャットファイト。(違
ただ、ガミラスホーミングしていない艦内で登場いきなりヘルメット脱いだメルダさん、大丈夫なんでしょうか?

・・・第三章は、まぁ、一服回という感じですかね。次章はドメル艦隊との対決になっていくのでしょう。旧作ではドリルミサイルが出てきたあたりです。どのような進行になるのが、楽しみです。

巷の反応を見るにいろいろと賛否両論のようですが、個人的には思い出補正をそんなにかけなくても十分楽しめる今のヤマトは良いですねぇ。合う合わないはあるとしても、製作班が120%を目指して作ったものを楽しまないのは損。
よって、10点中9点。

主題歌で色々と揉めているように聞きますが、現代らしいヤマトもありだとおもいますぞ。

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魔法少女まどか★マギカ【後編】

魔法少女まどか★マギカ

先日、後編のみ見に行ってきました。
道内での地上波放送はありませんでしたが、ネットでの一挙放送などが結構あり、楽しませてもらいました。3話での衝撃的な展開。病んでいく友達。儚い期待にすがっても願いは叶わず、時を遡って試行錯誤しても出口は見つからない。究極のOP詐欺、絵柄詐欺、主人公詐欺、マスコット詐欺、現代によみがえるグリム童話とも揶揄された作品の上陸となりました。道内イベントでは珍しく、声優を招いたトークショーもあったようです。

このような作品が、2011年に第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を、2012年には第11回東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞を受賞したという近年まれに見るヒット作となりました・・・が、個人的には、そんな巷の高評価具合に意を唱えたいと感じている一人でして。今時点での本当の主人公は実はほむほむだったり、まどか自身が決断し、アルティメット主人公らしくなったのは最終話間際。巧妙な仕掛けと裏を掻いた展開の技法には考えさせられるものがありますが、何よりも絶滅しかけていた「原作のないオリジナルアニメを再興させた」という功績は大きいものがあるでしょうね。研究する対象としても面白いのではないかと思いまして、来年上映予定の新作「叛逆の物語」の予習を含めての視聴としています。

お話自体はwikipediaにも書かれている通りで、当然ながら殆ど変更なし。演出やカットに対する手間をスクリーンに合わせて非常にかけたようで、綺麗な絵柄になっていましたね。最後はテレビ版コネクトOPが流れたり、イヌカレー語のテロップED?が流れたり、ちょっと必要なの?(むしろコネクトほむほむバージョンにすればよかったのでは・・・w)と思うような展開があったりはしましたが、映像としては映える内容となっているように感じました。

基本的に大きな変化はないので、10点中6点ぐらい。
テレビ版のソフトを持っていないので、劇場版でそろえてもいいかなとは思っています。
そして、来年の新作は楽しみにしたいですね。
なんだかんだで好きなのかもしれません。

劇場で、まど&ほむのクリアファイルを思わず買い、報知新聞の特集号は通販で発注中です。いつくるのかな・・・?w

ちなみに、本編以上に、予告編のほむ&まどがすごく良い(=可愛い)です。w
難しいことを語りすぎて疲れた。

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マルドゥック・スクランブル 排気

マルドゥック・スクランブル 排気

先日見に行ってきました。
初作「圧縮」からまもなく2年が経過しようとする今年、ついに公開された3作目にして完結作となる「排気」。前作「燃焼」は大敗からの心の復活をメインに描いていたものの、やむなく半端に終わってしまったポーカー対決から再開。今作は主人公バロットは自分を貶めたシェルとの決着。ウフコックは嘗ての友であり、相棒でありながらも、狂い続ける最大の宿敵となったボイルドとの対決を描きます。道内の上映館はディノスシネマズ札幌
昼間1回だけの上映だったので、見に行くタイミングが非常に辛かった・・・。

今作も、主人公ルーン=バロットを演じる林原めぐみの「声の演技」が凄まじかった。ポーカーのことは個人的に良く分からないけれども、生きる(証拠品おコインを確保)か死ぬ(大敗して破産)か、静の駆け引きの中での緊張感は非常によく伝わります。相対するディーラの人もいい人。語る一言一言が全て重いのもポイントでしょう。
そして、ウフコックとの「愛に狂う」ボイルドとの最後の決戦は一転して激しい動の局地。しかも場所が初作「圧縮」でバロットが大敗した場所。原点にもどる所が演出の憎い所。よくわかってる。

しかし、対決に決着はついても、心に去来するのはむなしさ。
ウフコックの最後セリフや、2人の慰め合いのシーンに、復讐を遂げた結末ても決してハッピーエンドになることはなく、事件の結果にただ「むなしい」という気持ちがすご込められている感じがしましたね。ただ、ウフコックは全くねずみモードで出てきてくれませんでした。切りの良いところで、ほっと一息つけるシーンでもあったらよかったのになと思いますが、蛇足かも。

原作を読まずにここまで見てきましたが、見てきて良かったと思います。
結構繰り返し見て咀嚼が必要な中々難しい冲方SFで、決して万人向けではないけれども、これは3作あわせて通してみてほしい作品でしょう。キャラデザ的に好みが分かれそうですが、自分はこの手のが好きです。

よって、個人的には10点中8点。

マルドゥック・スクランブル排気 配布チラシ

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TIGER & BUNNY The Beginning

TIGER & BUNNY The Beginning

先日、見に行ってきました。

徹底的にアメリカナイズした近未来の世界観の中で、マイノリティ差別や人間のエゴなど取り入れつつ、様々なヒーロー模様を描いたバトルアニメで、道内地上波では放送されませんでしたが、世界初のUSTREAMで実放送を流したり、スポンサーを実在の会社名を載せたりとか、新しい試みを行った作品として有名ですね。テレビ版は中々面白かったですが、劇場版「ビギニング」はそのリファイン版。最初の展開はほぼテレビ版と同じですが、後半は劇場版オリジナルの悪役が登場し、違う展開となっていました。

北海道では、シネフロで上映。

ポイントは、オリジナル展開に変わる冒頭。主人公の一人であるオジサンこと「鏑木・T・虎徹」の回想シーン。彼は既婚者で一人娘である楓が居ますが、最愛の妻だった友恵は既に他界。彼女との約束を果たすために、限界に近い体に鞭打ってでも戦い続ける姿に、涙せざるをえませんでしたねぇ。 そして、ここで流れる挿入曲がまたいい。 「約束」というタイトルで札幌出身のRihwaさんが歌うバラードが、よりいっそう涙腺を緩ませてくれます。

後半のオリジナル悪役「バクスター」の能力は、物理に他人と自分のポジションを入れ替えることができ、インラインスケートを得意とし、ヒーローたちを煙に巻く難敵。どう対処していくかが鍵になる感じですね。

時にライバル、時に仲間というヒーロー的王道ともいえる内容は基本的に好きですし、問題は感じられなかったのですが、合間合間にあえてカットしたと思われる部分があり、巡ってEDクレジット中でボツカットが流れるあたりに、ちょっと疑問を感じるところがありました。 それが影響してか、オジサンの家族関連にスポットが当たった分、バニーさんの闘う意義やオジサンに対する考えを変えてくる部分が少しおざなりになった感じがします。そこはちょっともったいないかな。

よって、今回の評価は10点中7点。
続きが楽しみですね。

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