Monthly Archives: 12月 2018

今までのこと、此れからのこと。2018 rev.2

これの続きになってしまうのが恐縮・・・(苦笑)

今年も平成も、間もなく終わりを迎えるこの頃だが、じぶんにとって「平成」といえば、正に黒歴史入れ混じる波乱と試行錯誤の年代だったともいえる。特に己の性と仕事については未だに尾を引いていることに、年甲斐もなく情けない所だ。認識を改めつつ今年も大反省会と今後の展望について締めたいと思う。

業務面

今年ほど「ハケンの働き方」を再考させられた事はなかった。
派遣会社は無料で登録できる「タダの斡旋業者」なので、職に就こうが就けまいが関係はないし、派遣社員として働いている間は甘い汁が吸え、3年満期になろうが知った事では無いし、人材を適度に回して提供できていれば特に問題はない・・・ということなのだろう。
抱いていた懸念をクリアしてくれる会社は結局なかったのだ。
法改正が派遣会社にではなく、派遣社員に対して余計な制限を掛けてしまっているこの現実を、国は早くに動くべきだと思う。変な制限のために、穴埋めのための日払い仕事すら出来ないんだぜ。。。この件については特集記事を作りたいと思っているが、結果的に今年だけで2回仕事を変更することになり、穴埋めのための借金が増え・・・

こんな感じで、踏んだり蹴ったりである。
ダメ押しになってしまったのは、じぶんの映像仕事の主要取引先でもあった社長が、夏に石狩花川で交通事故を起こしてしまい、音沙汰がなくなってしまった事である。8歳の子供2人を轢いてしまった事については擁護も弁解の余地もないが、小さい映像会社だが取引先も多かったハズで、道内の映像業界にどれだけ影響が及んだのか計り知れない。そして広い北海道内の取材には車は絶対欠かせない。視力面でも最近不安になってきたこともあり、これ以上フリーランスとして収益は見込めないと判断し、廃業することにした。
一応、某大手コルセン会社に「契約社員(直接雇用)」として入ることができたので、当面は借金返済のために一生懸命働く予定である。(お陰で「年末年始」がなくなることに・・・)

イベント面

今年は、1月末にベーマガイベントに参加できたことが唯一の思い出だろうか。人があまりにも多くて勝手に混乱するし、宿泊先は大失敗だったが、いろいろタイミングがよかった。古代先生にサインもらったりとか、ナムコのCDBOX予約してしまったりとか、なんだかんだで「唯のおのぼりさん」状態だった。あれからもう1年過ぎてしまうんだな・・・。
その後の大阪イベントも行きたかったのだが、業務面問題に直面してしまい、参加は断念。
夏恒例のクリエイティブキャンプでは作家さんらと知り合いになれたり、洞爺湖イベントは恒例のスタッフとして参加。満を持して「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の衣装をオーダしたり追加で製作したりとかにチャレンジしたが、急造だったためにサイズ的に失敗だった。修正した上で改めてチャレンジする予定であるし、新作の衣装も作りたいところである。
一方で地震の影響もあったせいか、初冬の新千歳空港映画イベントは、スタッフを外注に出してしまったために参加不可だったことは非常に残念だった。来年以降の今後の動向が気になるところだが、正直追いかけるだけの体力が年々減ってきていることが問題になっている。。。

LGBT面

個人的には、今まで積極的に公開することはあまりしてこなかったのだが、この事件は印象的だったと同時に、社会だけではなく、身近な人ですらまだまだ理解に至らないという現実を思い知った。一方で、ニュース番組で堂々とカミングアウトするコメンテイターも現れ、良くも悪くも新時代を感じてしまった年でもあった。そんな事がきっかけで、改めて「自分の在り方」というものを見直すことにした。
春からジム通いを始めたり、札幌市内の自助グループの「再参加」やレインボープライドのボランティア参加など、他にはメイク講習やらスーツの新調やらで思わぬ出費が出てしまったが、経験含め、先行投資としておきたい。現在の会社には面接時に一応告白済みではあるのだが、現場でどう振舞うかはまだ決めかねており、見直しはまだまだ続きそうだ。これも改めて特集記事としたい。

アニメ面

今年も沢山のアニメを堪能させて頂いた。改めて制作関係者に感謝したい。
その中で「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」第10話の破壊力は絶大だった。道内でも放送されたにもかかわらず知名度はイマイチだった様だが「アイを知りたい」という主人公に自分が重なり、衣装を作る題材にまで至ってしまった。
次点は「ガンダムビルドダイバ―ズ」。オンラインゲーム風の世界観を取り込みつつで、終盤の(AIの)女の子を救うために奮闘する主人公というベタだが超王道展開に年甲斐もなくしびれまくった。
次々点は「やがて君になる」。百合といわれる女の子同士の恋愛を描いた作品だが、節々にぐさっとくる辛辣な言葉やシーンが良いスパイスになっている。ドキドキ感やじらし感が心地よい作品で、パートナーと言われる存在が欲しくなってしまった。
他にも「宇宙よりも遠い場所」や「ウマ娘 プリティ―ダ―ビ―」「ひそねとまそたん」「ゆるキャン△」などオリジナル&原作付きで良質の作品が多かった印象がある。一方で「封神演義」関連や「ソラとウミのアイダ」など期待していたが「ん?」とも思えたり、リメイクや遅延が発生した作品も少なからずあったり、相変わらずこの業界は面白い。

そしてこれから面

業務面で縮小を余儀なくされた分、来年はフットワークのある活動にシフトしようと計画している。本来、昨年のOYOYOが無くなった事を機に今年動く予定だったのだが、業務面の問題で全て中止にしてしまったので改めて・・・となる。

足がかりとして、Facebookの写真を先日メイク撮影してもらった写真に差し替える。
そして、作品作りの傍らで「VALU」と「Skeb」に登録したので、収益を得るための活動も開始し、LGBTに関しては1本取材を受ける予定だ。
知り合いがLGBT系のドキュメンタリーを制作する予定ではあるようだが、詳細が分からないのと映像に残るほどの技量は持ち合わせていないし、どちらかというとイラストレーターとしての作品作りに主眼を置きたいので、しばらく様子見の予定。
来年を機にオープンにしていきつつ、活動の幅を広げていきたいと思っている。

広げていかなければ、居場所がなくなってしまう。そんな危機感を覚えながら。
ということで、来年もよろしゅうお願いします。

「性別が、ない!」インターセックス漫画家のクィアな日々

映画サイト:https://seibetsu-movie.com/
映画.com:https://eiga.com/movie/89058/

この身でなければ理解されない「壁」

「性別が、ない!」というタイトルで漫画を描いているエッセイ漫画家「新井祥」と「彼」を取り巻く人々のドキュメンタリー映画である。名前だけは夏ごろに知っていた。しかし道内ではシアターキノで1回だけの特別上映とのことで数年ぶりに見に行ってきた。
今年は、某議員の暴言から始まり、良くも悪くも「LGBT」という言葉が社会に広く認知されてしまったが、実際のところ「LGBT」とは何なのか・・・そんな疑問を持たれた方にとっては良い教材・・・かもしれない作品。メッセージ性は強いが、ストーリー性は薄めで、所々に漫画のカットを使った説明やエピソードが幕間のように挿入されている。

性別が、ない!

絵柄は御覧の通り、タッチは濃いめ。

インターセックス(IS)関連でいえば、ドラマ化もされた「IS〜男でも女でもない性〜」の事が記憶にあるが、この映画はあくまで「新井祥」というIS視点からのドキュメンタリーなので、彼がどう人と接し、どのような生活しているのか、ドローンやジンバルを使用したカメラで赤裸々に映像化されている。

正直、こういった方向のドキュメンタリーはCXの「ザ・ノンフィクション」等で過去に取り上げられており、残念ながら内容的には目新しいものは無かったが、「どちら側の性も一通り経験がある」という所が個性の部分だろうか。
実際のところ「LGBT」にはISは含まれていない。よって海外では「LGBTIQ」と表記していることがある。(I:Intersexuality Q:Queer/Questioning.

染色体異常による疾患であり、性に関する機能が半端な状態で残されるため、外見だけでは判別しにくい(もしくはできない場合がある)という一種の「病気」なのだが、第二次性徴期を経て初めて気が付くという、トランスジェンダーとは違う「物理的な違和」を抱えてしまう違いがあるそうだ。だが、どのドキュメンタリーでも描かれているが「当事者」でないと、この違和は分からないし、理解に至らない・・・という事象がどうしても避けられない。
それは、リアルに「自分の身になってみる」ことが不可能だからだ。この映画の中でも葛藤をするFtM当事者の両親や相方の姿等が描かれている。

将来、VRの技術が進めば、上記の漫画のような異性を「体験してみる」ことぐらいはできるようになる可能性はあるが・・・。

途中、行きつけのバーでハッテン形の接客をした従業員の女の子に対して「不快」だと叱っていたシーンがあったが、見方を変えると「己の主義を他人に押し付け」ていないか、地が出てしまったのではないか気になったところがある。
ただ、それを否定する気にはなれない。どんな性であったとしても「人間」である。好き嫌いはあるし、自身の主義主張を通したくなることもある。ただ、場を壊すのならばポジティブな意味で場所はわきまえた方がいいだろうなぁ(例えば主戦場の漫画ネタにするとか)とは思った。作中も自身を卑下にするネタが多いので、この方は意外に「ネガティブな熱を変換して」漫画を描いている方なのかなぁと思った。
最後の埋もれて生きている当事者からの批判に対してコメントを残しているが、同意半分、余計なお世話なんだからほっとけばいいのに半分、というところである。

原動力は人それぞれだが

どんなことを熱量にして生きていくのかはさておき、どんなカタチであっても目的は「幸せになりたい」1つである。弱い自分も悪い自分も受け入れ、落とし処がわかるのならば、できるならポジティブな方向がいいと思う。闘い続けて生きることに疲れてしまっては元も子もない。
今この瞬間に己の性に迷っている方々へ、身の丈に合った生き方をこの映画から見つけることができれば、いい切っ掛けになるのではと思う。

「夢ノート」の続きにあるもの

自分らしさを貫くために

先日、フルオーダしたスーツが完成して受け取ってきた。
写真右側の「パンツスーツ」である。(おまけとして一応「スカート」も作った。)
オーダしたお店は、SADA札幌店

およそ20年ぶりに用意したレディーススーツだが、長年のドーピングによって膨らんだ胸に合わせて、そろそろ服装も変えていく必要があると感じた事と、派遣社員の宿命ともいえる「面接対策」の一環である。
「LGBT」というワードで社会的な認知度が上がってきた昨今、派遣会社では表明さえしていれば、割と融通や配慮をしてくれるところも増えているようで、ひと頃と比べると大分マシになったと思う。(実際はクライアント側の都合で拒否されてしまうことはあるようだが・・・。)

こうして比較すると、当然ながらデザインの違いが結構多いことに気づき、感心してしまった。

夢ノートに想いを馳せる

9月ぐらいに最近お世話になっている自助グループ「にじいろスマイル」の座談会で、「夢ノート」を作成することになったのだが、年齢50も目前となったこの頃、「将来」について具体的に考えることは殆どなかった。子供のころに想い浮かべる「将来」とは違って「なんらかの死」も想定しなければならないからだ。それでも熟考の末、

ささやかな夢として
・「女で居られること」(1年後?)
・「パートナーが見つかること」(数年後?)
・「安定した仕事に就くことができること」(いますぐ?)

大きな夢として
・「創作物(イラストや衣装)で個展を開くこと」(3年後?)

を書いた。
「女で居られること」については、酷い違和を持っているわけでも、拘っているわけではないのだが、最近好きや嫌いの判断ポイントが女性のそれに近いことを自覚してしまう・・・という事があったので、居心地のいい場所はそっちなのかなぁと思っていたので挙げた次第。
「~個展を開くこと」について、最近とあるイベントでユエさん(@memento1113)と知り合いになり、個展や方々のイベントなど見ていると、アピール手段のひとつとしても有効だよなぁと思ってしまい、暫く作品作りに専念しようという方向にしたく、挙げてしまったもの。
中々「例の計画」が進まないことについての鞭みたいな意味も含めてだが。。。

ただ、漠然と「思っているだけ」ではいつしか忘れてしまうものだが、文字にして整理することで、確かに明確な目標として実行したくなってしまうのが不思議である。

今年は不本意な形で、地震などのイレギュラーもあり、そして首の皮一枚でなんとか持ちこたえた感じで暮れそうだが、引き続き目標に向かって邁進する予定だ。