Monthly Archives: 5月 2019

ボリス・ラベが贈る 短編アニメーションの世界

ボリス・ラベが贈る 短編アニメーションの世界SIAF(札幌国際芸術祭)が主催するイベントに参加してきた。
札幌駅地下に新設された休憩所に設けられた、アイヌ文化を発信する空間「ミナパ」にて定期上映される、アイヌ文様アニメーションを制作したフランスの作家ボリス・ラベが来道したとのことで見に行った。

事前情報を入れていなかった自分も悪かったのだが、ループ映像・音楽を組み合わせたこの手のアニメーションは洗脳されそうで苦手。壁に映すサインなどで使われるこの手のアニメで有名なのは水江未来の作品(虫アニメ)だが、この手の映像が美術芸術系イベントやコンペで何故か高評価を得られるのが、個人的に理解ができない分野の1つである。

何度見ても、芸術はよくわからないなぁ・・・と思ったり。
ちなみに、AfterEffectsを使用しているそう。

内容としては、制作プロジェクトに関わった経緯や作品の方向性やリサーチの方法など、途中作品上映を挟みつつ、ありきたりな質問に通訳を交えて答えていくスタイル。
札幌市民交流プラザ3Fのクリエイティブスタジオで行われたが、収納式の観客座席が使われていた。コンパクトなのだが、エルプラザのものよりは振動は大きく、袖がないので大柄の私には狭い。座面は固めで長時間の利用は難しいようだ。

映像は苦手だが、クリエイティブで生活するにはやはり知名度を上げる(制作するだけではなく、コンペ等に出品する)ことも大事だと説いていた。
その通りなのだが、年齢を重ねていくとその分野にリソースを割けることが難しくなっていく。調子を戻さねば・・・。

プロメア

PROMARE

映画サイト:https://promare-movie.com/
映画.com:https://eiga.com/movie/90008/
鑑賞場所:札幌シネマフロンティア

熱いテンポの火消しアクション

前情報なく見に行ったが、いい感じで頭がクラクラした。
久々のジェットコースター系アニメが再誕したというべきオリジナルアニメ。全体的にポリゴンで表現されたような背景は、「SSSSグリッドマン」風(通常円で構成される光の演出が全て四角で表現されている)。独特のフォント演出とキャラクターの構図は「キルラキル」風で、ダブルヒーロー仕立て+分かりやすい性格付けがされている。

最初、「バーニングレスキュー」ということで、

これを真っ先に思い出したり。(リメイクされないかな・・・)

主要な救助メカが冒頭登場し、世界観の説明や「バーニッシュ」の存在などが語られ、権力と誤解と迫害を描きつつも勢いで展開していく様は「グレンラガン」風。
単純に殴るにしても態々カメラが回り込んだり、スローモーションを多用したり、トリガーが今まで培った演出を全て投入し、さらに新しい表現方法を目指したことがよくわかる。
江戸時代に活躍した「鎧」「纏」を武具にした意匠が新しいものの、大げさに切られる「見栄」がちょっと煩わしい所が気になった。

主要人物が俳優でアフレコされているが、こちらは特に問題なし。クレイを演じる堺雅人の変貌ぶりは「半沢直樹」を彷彿させるもの。声だけでも大胆に演じれる俳優が増えてきたようだ。

モヤモヤする毎日にスカッとしたい時にぴったりな映画ともいえる。

甲鉄城のカバネリ 海門決戦

甲鉄城のカバネリ 海門決戦

映画サイト:https://kabaneri.com/
映画.com:https://eiga.com/movie/88815/
鑑賞場所:札幌シネマフロンティア

和風ゾンビパニックアクションの続編

2週間限定上映とのことで、急遽見に行ってきたTVシリーズの続編。
上映は終了しているが、Amazon prime 等で見ることは可能。
序盤から細かい説明や紹介なしに物語は始まるので、
事前にTVシリーズ・総集編を見ておくことは必須だ。

TVシリーズ終盤で、金剛郭崩壊から半年。北陸の要所「海門」を取り戻そうとした北陸連合軍に合流し、攻略の最前線に立たされていた。ヒロイン無名(穂積)は有線の2丁拳銃からカートリッジ式の銃剣に持ち替えてカバネと対峙。持ち前の運動能力は変わらず華麗に撃退する。油断する無明をフォローする主人公生駒だが、謎の頭痛に悩まされていた。
辛くもカバネの大群を撃退するが、統制が取れているような妙な動きを察知するも、連合軍には伝わらず、これが後に大きな分岐点となっていく。

前作での悲惨な別れからか、無名(穂積)の可愛さがグレードアップ。「海門」の隠されたドラマもしっかり描かれており、中編としては内容の濃い作品となっていた。
エンディングも必見。

 

バースデー・ワンダーランド

バースデー・ワンダーランド

映画サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/birthdaywonderland/
映画.com:https://eiga.com/movie/90538/
鑑賞場所:札幌シネマフロンティア

床下に広がるワンダーランド

「クレしん」映画で有名な原恵一監督に、キャラクター/ビジュアルアーティストにはロシア出身のイラストレーター、イリヤ・クブシノブを起用した独特のデザイン。主人公アカネの声は、原監督の実写作品「はじまりのみち」にも出演した松岡茉優が演じる、個人的には久々の別世界冒険活劇?モノ。

主人公が小学生という設定から、本作はどちらかというと子供向け映画・・・のわりにデザイン的に大人びたキャラが多いので、一見では想像を掻き立てづらく違和感だけが残ってしまった。
また、担当俳優の演出力がやや棒読み気味だったので、感情の起伏が読み取りづらかった。
敵対側のキャラが実は・・・という展開は嫌いではないが、感情が読み取りづらかったゆえに、「この子本当に棒だなー」とか思ってしまった。
まぁ、本職を採用しなかった理由は制作サイドにしか分からないけども、できうる限り、声の演出にはもう少し気を使うべきだったかもしれない。
謎の装甲車メカやらレトロチックな自動車など、デザイン的には面白いが、叔母さんが積極的すぎて、主人公やガイド役のピポ爺さんの役どころを食ってしまったり、脚本というか、展開のアンバランス感が少し気になったところ。主人公の成長をきっちり描きたいと思ったのか、中途半端感を感じてしまったのが残念。

冒頭と終盤に出てきた床敷きから、ニヤリとはさせられたかな。