第4回新千歳空港国際アニメーション映画祭(2)

3日目

夕方からボラスタッフ入りのため、朝からギャラリーとして映画を見まくる。

KUBO/日本の弦の秘密(英語版)

シネフロで18日から上映される、和風テイストストップモーションアニメなアメリカ映画で、今回面白かった映画。日本文化をリスペクトしたシーンが紙人形で表現されていて、折り紙による攻撃や、時折入るアメリカンギャグがゲームっぽくて非常に面白い。
近日始まる日本語版封切りも見に行くつもり。

プロフェッショナルトーク サイエンスSARU/キューゲームズ

主に会社概要などを中心に紹介された。
特に気になるポイントはなかった。

メイキングトーク 「ハリネズミの家」

ここからボラスタッフのため端的にしか見れなかったが、フェルト素材を用いたキャラクターが展示されていて、講演終了後は撮影大会に。作品は風刺のきいた懲悪ものではあったが、非常にわかりやすいので子供たちにも大人気だったようだ。

メイキングトーク 「Ugly」の美学

こちらは殆ど見れず。

アダルトスイム特集

危険なアメリカンジョーク満載のアニメ+α。端々で見たが、危険だった。(笑)

スタジオ・プレゼンテーション サイエンスSARU

ボラスタッフ時間と同時間帯に行われていて本当は見たかったイベント。
チラミしかできなかったけど・・・

スタジオじゃない。サイエンスSARUです。orz
FLASHは名前を変えてAnimetorになっているけど。

業務終了後、新千歳空港温泉で一泊・・・・のつもりがなんと満席
急遽自宅に帰ることに。

4日目

自宅からまたやってまいりました。(笑)

 「宝石の国」メイキングトーク

制作スタジオORANGEによるトークショー。
1時間前から数人の行列ができており、最終的には立ち見が出るほどの繁盛ぶりに。
とりあえず最前列は確保できました。

ということなので、あまり詳細にはできませんが、3DCGを起用した経緯や主にキャラクターの造形(特に頭部の宝石っぽいハイライト表現や透け感など)について、コンセプトアートを含む各種設定書や試作映像(!)を交えながら、行われた。かなりの初期段階から原作者同意のうえで企画を進めていった様子で、
こういったイベントは道内では本当に貴重なので勉強になった。
本作は半プレスコ(絵コンテ→声収録→映像作成)で行われたそう。
原作は東宝Pも強力にプッシュする程の勧め具合。

ロボットモノだけがCGではない、今後の作品に期待ということでした。

MAPPA~圧倒的臨場感!MAPPAの想像力を語る

制作スタジオMAPPAによるトークショー。

おそらく「オアシスパーク」会場史上最多の人数が入ったと思うプレゼンテーション。主にこの後上映される「ユーリ!!!」ファンが終結したようで、7~8割は女性。しかも入れ替え制にしなかったので一服できずにそのまま鑑賞となりました。改めてユーリ!!!のヒットの凄さを感じました。

最初はマッドハウスから独立する形で誕生したMAPPAの設立経緯から。立ち上げ直後からの業界ならでは雑多ぶりなエピソードが紹介され会場は笑いに包まれた。2014年の「テロル」や「バハムート」あたりから会社が世や業界に知られるようになったとか。そして昨今の「ユーリ!!!」や映画「この世界の片隅に」のヒットで改めて手ごたえを感じたそう。
企画自体は当初は売れるとは思っていなかったが、クリエイター達がこのスタジオで何かを作りたい、と思う会社にしたい・・・という大塚社長の一言が、そのあたりを物語っているのかも。

話の大部分はやはりユーリ!!!関係。
会場質問もほとんどりユーリ!!!関係で、何とも質問しにくかったが、あえて先日発表になった「BANANA FISH」について質問してみました。まぁ、ありきたりな内容でしたが、曰く「とんでもないもの」になるそうで。こちらも楽しみ。

MAPPAの展望について
これから先もプランがあるのでマニアックかもしれないが見てほしい(林監督)
挑戦的で守りに入らない姿勢・挑戦的な作品に期待(宍戸監督)
今後も制作を予定している。死に物狂いでやっていく。楽しんでいただきたい(大塚社長)

北海道現在アニメーション総進撃!2017

9作品上映。
個人的には、あまりパッとしなかったが、アイヌ文化からの商業作品も上映されたので貴重でした。

アニメーションマスタークラス 黒坂圭太

今回の超難度講演。各種デッサン本を出版している先生のアニメーション講義・・・というよりは半生を振り返るような作品紹介とその制作スタイルに至った考えにについて講演されました。
講演内容についてはこちらが詳しいです。

緑子を含む最新作の上映が行われましたが、個人的にはこのスタイルは大の苦手。視聴者自身の心を反映するような心理描写的抽象アニメはノイズを見ている意外に感じられず、疲れもあって半分寝てしまいました。自分の心はだいぶすさんでしまったのかも。

エンディング

今回は指定席予約という新しい試みやロビーで並ばせて入場するスタイルに変更され、講演モノの大半は無料イベントにしてオアシスパークに移動したのが、色々な意味では前回よりは良かったのではと思う。個人的にはパッとはしなかったものの、そこそこ面白い作品もあって楽しかった。

スタッフサイドからすると、ロビーにお客様を並ばせて誘導するという多少の労力は増えたものの、各シアターのディレクターとは別に監督役の人を配置してくれるようになったので、指示を仰ぎやすく大分改善された。(去年はディレクターしかおらず不在なのでイレギュラーな事態の時の指示を仰ぎづらかった)
オアシスパークについてはイベント会社丸投げだったようだけども、お役に立てて何より。

相変わらずなのは、現場でのボラスタッフ管理を現場任せにしすぎて本業務以外では基本放置な点。自主的な行動を求められるとしても、弁当の管理(委託会社分や編集局分も混在していたので)やら控え室の取り扱いや注意点など、ある程度張り紙してカバーしておいた方が良かったのでは思った点がいくつか。
時折主要幹部(土居さんや小野さん)が忙しそうに館内をうろうろしていたり、入り口で立ち止まったり、ボラスタッフに挨拶もないとか、現場周りを気にしないある種のフリーダムさも昨年と変わらず。ボランティア→志願兵らしく、スタッフ間での一体感のようなものは希薄でしたね。結局、記念撮影らしいものもありませんでしたので、思い出に残せなかったです。

今回はボラスタッフ特権でレセプションを覗いてみましたが、やはりというか関係者ばかりで場違い感たっぷりでした。来年こそはクリエイター側で参加できたらいいですね。ノープランですが。