【特別篇】OYOYOでの始まりと終わり

南2西6。札幌市内の「繁華街」とよばれる辺りからはちょっと外れた位置にある、とあるビル。丁度来春には移転するという東急ハンズ札幌店の2件となりにある、一見廃ビルとも見えてしまう老朽化した「第2三谷ビル」には、ちょっとしたスポットがあった。
(ちなみに、このビルは1963年(昭和38年)に新築された、当時最新鋭オフィスビル、だそうで。)

そのスポットでは、様々な「クラブ活動」だったり、一風変わった各種イベントなど行われていたが、この度老朽化によるビル自体の閉鎖と合わせて、一定の役割を終えたとして先日閉店となった。

このスポットに興味を抱いたのは、5~6年ほど前か、Sapporo6h が運営していた「Sapporo Ustbar」。札幌市内のかなりディープな話題が多くて、時間があったこともあり、実際にBarを見に行こう思った事がきっかけ。

6Fフロア。薄暗い廊下の先、ドアを開けても誰もいない。
でも、なぜか人の笑い声がする。
恐る恐る中に侵入。なんだか場違いのような、罪悪感も感じながら。
札幌のど真ん中にこんな廃墟じみた会場があるなんて。
古くて新しい・・・OYOYOってところ。

そんな会場で、絵画を展示させてもらったり。
半ば強引にUsrbarで告知してみたり。
コスプレ写真も撮ってもらったなぁ。

ただ、この場所に集う人々はどこかストイックというか、いろんな意味で深すぎるというか、強固な壁のようなものがあって、付け焼刃程度のじぶんの能力ではいい反応はなかった。結果、あの輪の中に受けいられることもなく、最後まで「外の人」のままだった。

いろんな場でお邪魔させてもらったけども、最後まで、単なる己自身を試す「実験場」で終わってしまった。誰にも気持ちをくみ取ってもらえず、不甲斐ないなぁ、やるせないなぁ、と思いながらお腹を満たしただけの最後のイベントを傍観して外に出た。

おそらくこれは、誰かに引っ張ってもらえるという期待ばかりしかしなかった「今の己自身」から卒業せよ、ということなのだろう。皆々の今後の展開は不透明であるし、己はたぶん忘れ去られる存在になっていくのだろうと思う。けども、それに期待せずに己の道を歩こうと思う。

ありがとう、OYOYO。
さよなら、OYOYO。