ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

映画サイト:https://dq-movie.com/
映画.com:https://eiga.com/movie/90776/
鑑賞場所:シネマ11

賛否両論の中にある本当の姿

「ドラクエ V」は自分がプレイしたドラクエシリーズ最後の作品。
親子3世代に渡って「光の教団」の謎と陰謀を解き、魔王を討ち取るという「主人公が勇者にならない」初のRPGともいえる作品。これは本当に面白かった。
それの映像化ということで、非常に楽しみにしていたのだが、今にして思えば何かがおかしかった。冒頭は懐かしのSFC映像から始まり、やんちゃ坊主のヘンリー王子が出てくるあたりから3DCGによる美麗映像で物語が進行していく。フローラも可愛いがビアンカが超可愛い。リメイクされたらこんな感じになるのかなと想像を膨らませたのだが何かがおかしい。
ストーリを追うにしてはどうも、感動の起伏が少ない。少年時代のパパスの死にしてもあっさり気味だったり、キラーパンサー「ゲレゲレ」やビアンカたちと再会もあっさり、請け負った冒険を「クエスト」と言ったり、石化したと思ったらもう解除されていたり、重要なシーンなのに感動できない。
何かがおかしい・・・と思っての最終幕のアレは正直びっくりした。びっくりして一瞬何が起こったのか分からなかった。だが、これが「Your Story」というサブタイトルがついている理由で、監督がやりたかった「ちゃぶ台返し」だなとピンときた。

賛否両論を起こしたこのシーンについて色んなレビューを見てきたが、自分が腑に落ちたのはIGNのレビューだった。

IGN JAPAN – なぜ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は賛否両論の問題作なのか?それはゲーマーに対するふかい愛があるからだ
https://jp.ign.com/dragon-quest-your-story/37548/opinion/

じぶんがゲームに夢中だったファミコン・スーファミが現役だった世代は、ゲームを楽しむことに否定的な目で見られていたことがあった。「ゲームは時間の無駄」だとか「遊んだところで何も残らない」と親から言われていた時代だった。
確かに初期のファミコン時代はプレイ時間も短く、ストーリーもプレイ前の切っ掛け程度しかなかったが、追体験に時間を要する「ドラクエ」に代表されるRPGの登場が大きいと思う。
ある意味不遇だった時代を過ごしたじぶん世代であれば、このメッセージは響く。のだが、今はゲームプレイが飯の種にもできてしまう時代。

「制作陣とゲーマーのすれ違いラブストーリー」言いえて妙。そして的を得ていると思った。
こういう賛否を呼ぶ作品も、たまにあってもいいと思うのだ。

CG技術は高い。ディズニーにも負けず劣らずのシナリオでまた見てみたいと思った。

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